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症例
比較的若年者にみられた胃体部前壁のⅡc症例
著者: 市岡四象1 高瀬靖広1 後町浩二1 鈴木博孝1 榊原宣1 鈴木茂1 山田明義1 井手博子1 黒川きみえ1 竹本忠良1
所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター
ページ範囲:P.75 - P.79
文献購入ページに移動患 者:K. W. 29歳 ♀.
主 訴:心窩部痛.
家族歴:特記することはない.
既往歴:昭和42年6月頃から1日数回,食事と無関係の心窩部痛が起るようになり,その後,次第に心窩部痛が増強し,回数も増加してきた.昭和45年11月6日朝,列車内で悪心,意識混濁を起こし,某病院に入院.胃潰瘍と診断された,内科的療法を受けるも症状が軽快せず,昭和46年2月19日,当センターに入院した.
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