icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻1号

1972年01月発行

文献概要

症例

メネトリエ病に合併した早期胃癌の1例

著者: 野村益世1 平林久繁1 木山保1 竹原靖明1

所属機関: 1関東中央病院

ページ範囲:P.83 - P.87

文献購入ページに移動
 Ménétrier病の問題点の1つとして,本症の癌化の問題は古くから論じられてきた.本症の2.7~8%に胃癌の合併が報告されている.しかしこれら症例の大多数は進行癌との合併例であり,これらの胃癌が明らかにMénétrier病を基盤として発生したものであって,胃癌の結果巨大すう襞が生じたのではないと断定することはしばしば困難である.本症の癌化を論ずる場合,本症と初期胃癌の合併例の検討はきわめて重要と考えられるが,文献的にそのような合併例はきわめてまれである.

 著者らは最近本症と早期胃癌の合併例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら