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悪性潰瘍の治癒例(6)
著者: 三輪剛1 武藤征郎1 広田映五1
所属機関: 1国立がんセンター
ページ範囲:P.1368 - P.1368
文献購入ページに移動主 訴:胃部不快感.
理学的検査所見:特に異常なし.
胃液酸度:ガストリン法で最高総酸度26mEq/L.
胃カメラ所見:図1に示すように,体中部後壁の小彎よりに胃の長軸に平行した治癒過程期前半の線状潰瘍がみられる.辺縁の小彎よりには出血および白苔を伴う凹凸不整の多彩な所見がみられる.大彎よりにも同様の所見がみられる.小彎側から集中する粘膜ひだには,細まり,虫喰状中断,融合像がみられる.
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