文献詳細
文献概要
症例
大腸早期癌の2症例―ファイバースコープによる診断
著者: 武藤徹一郎1
所属機関: 1東京大学医学部第1外科 2St.Mark's Hospital
ページ範囲:P.1385 - P.1390
文献購入ページに移動 大腸早期癌の報告は胃早期癌に比べてまことに少く,術前診断例は文献上でもまれである9).St. Mark's HospitalにおいてMachida FCS & Olympus CF-LBを用いて行った112例の大腸内視鏡検査で著者らは6例の癌を発見した.そのうち2例はいわゆる早期癌であり内視鏡的に診断可能であったのでここに報告したい.
[症例1]
患 者:53歳,男.
主 訴:下血.
家族歴:特記すべきことなし.
既往歴:34歳.肺結核のため左肺切除.
現病歴:1969.10.旅行先で大量下血のため輸血,原因不明であった.
[症例1]
患 者:53歳,男.
主 訴:下血.
家族歴:特記すべきことなし.
既往歴:34歳.肺結核のため左肺切除.
現病歴:1969.10.旅行先で大量下血のため輸血,原因不明であった.
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