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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻11号

1972年11月発行

文献概要

今月の主題 十二指腸乳頭部病変 主題

十二指腸乳頭部病変の内視鏡診断―内視鏡像と生検所見ならびに膵・胆管像

著者: 春日井達造1 久野信義1 青木勲1 木津稔1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.1455 - P.1465

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 ファーター乳頭は胆管および膵管の十二指腸開口部で,胆道疾患および膵疾患と乳頭の関連が古くから論じられて来たことは衆知のことである.しかし,十二指腸ファイバースコープの開発以前は,非観血的に乳頭部を直接観察することは不可能であったが,十二指腸ファイバースコープの開発1)~3)以来,その改良と手技の進歩により内視鏡的に乳頭部を観察することが可能となり4)~8),直視下に生検も行なわれ6)9)~11),さらにファイバースコープを用いた逆行性膵・胆管造影も試みられるようになった9)12)~24)

 私どもは乳頭部の内視鏡ならびに生検所見を検討し,膵・胆道疾患とそれらとの関連,とくに内視鏡的膵・胆管像との関連を追求し,いささか知見を得たので報告し,考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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