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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻11号

1972年11月発行

文献概要

一頁講座

胃体部の変形について(2)―(とくに多発潰瘍および線状潰瘍における小彎の変形について)膨隆型変形

著者: 政信太郎1

所属機関: 1鹿児島大学医学部佐藤内科

ページ範囲:P.1473 - P.1473

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 熊倉は,多発潰瘍にみられる小彎の局所的変形を分類しているが,中でもこの膨隆型は目新しいものであった.

 この膨隆型変形をさらに詳しくみていくと,小彎の健常のふくらみと殆んど鑑別できない軽度のもの,小彎にとってつけたようにはっきりとびだしたものまで,その程度はさまざまである.程度の軽いものは単発潰瘍にもみられるが,しかし,膨隆がある程度強くなると(図1,2),多発潰瘍および線状潰瘍におおむね特徴的になる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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