胃と腸7巻11号

1972年11月発行

今月の主題 十二指腸乳頭部病変 座談会

十二指腸乳頭部病変

著者： 松崎松平¹ 武内俊彦² 大井至³ 小越和栄⁴ 三田正紀⁵ 岡田安浩⁶ 白壁彦夫⁷ 高木国夫⁸

所属機関： ¹慶応大学・三辺内科 ²名古屋市立大学・内科 ³東京女子医大・消化器内科 ⁴新潟がんセンター・内科 ⁵東北大学・山形内科 ⁶九州大・第2内科 ⁷順天堂大学・内科 ⁸癌研病院・外科

ページ範囲：P.1474 - P.1486

　白壁（司会）　きょうは十二指腸の乳頭部のあたりについて，第一流の方々から最近の話題を伺って，われわれうんと知識を吸収しようという試みです．

　まず第1に，十二指腸の診断，それからきょうの話題の中心である乳頭部の診断，これは近年非常に盛んになって，診断がずっと向上してきた．まずその歴史的な点について，高木先生，大井先生．