icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻11号

1972年11月発行

文献概要

一頁講座

悪性潰瘍の治癒例(7)

著者: 三輪剛1 武藤征郎1 広田映五1

所属機関: 1国立がんセンター

ページ範囲:P.1524 - P.1524

文献購入ページに移動
 〔第7例〕

 患 者:T. K. 48歳,男

 主 訴:心窩部痛

 理学的検査所見:特に異常なし.

 胃液酸度:ガストリン法で最高総酸度116mEq/L.

 胃カメラ所見:図1に示すように,胃角小彎に,円型の活動期の潰瘍あり.辺縁は発赤,腫脹している,集中する粘膜ひだは階段状のヤセ,虫喰状の中断,および,ペン先様細まり等,著明である,潰瘍の白苔は,いくぶんはみ出し肛側前壁よりには,不正出血がみられる.胃角の弧の変形あり.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?