icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻11号

1972年11月発行

文献概要

症例

重複Ⅱc型早期微小胃癌の1例

著者: 竹腰隆男1 山瀬祐彦1 落合英朔1 氏家紘一1 杉山憲義1 丸山雅一1 熊倉賢二1 高木国夫2 馬場保昌3 西俣嘉人3 中村栄一3

所属機関: 1癌研究会附属病院内科 2癌研究会附属病院外科 3癌研究会癌研究所病理科

ページ範囲:P.1525 - P.1531

文献購入ページに移動
 早期胃癌の診断が漸次微細な変化を問題とし,極く小さなⅡcや,Ⅱb型早期胃癌を診断する必要が大きく叫ばれている.筆者らは7×5mmと4×4mmのⅡc型早期微小胃癌の多発癌を経験したので報告する.

症例

 患 者:ハ○タ○子,44歳 女

 既往歴:特記事項なし.

 現病歴:5カ月前より心窩部痛および背部痛を訴え,某医を受診し胃X線検査・胃内視鏡検査の結果,胃潰瘍と診断され,2カ月間内科的治療をうける.しかし体重減少,胃部不快感を主訴として45年6月25日来院する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?