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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻2号

1972年02月発行

今月の主題 Ⅲ型早期胃癌

主題

Ⅲ型早期胃癌の診断―内視鏡診断の立場

著者: 春日井達造1 青木勲1

所属機関: 1愛知がんセンター第1内科

ページ範囲:P.163 - P.170

文献概要

 早期胃癌の肉眼分類によれば,陥凹型病変の代表的なものとしてはⅡcとⅢ型早期胃癌があげられており,Ⅲ型は理論的にはⅡcを伴わない潰瘍性早期癌である.しかし臨床的には,これと良性潰瘍との鑑別は困難であり,私どものところではⅢ型早期胃癌は診断されていない.

 従って私どもの症例で,かつてⅢ型のstageがあったと推定される悪性サイクルを示した陥凹型早期胃癌について,retrospectiveに検討し,果してⅢ型といえるstageがあったか,Ⅲ型の特徴的内視鏡所見があるか,Ⅲ型は内視鏡的に診断可能か等について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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