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研究
Ⅲ型早期胃癌について
著者: 横山秀吉1
所属機関: 1横山胃腸科病院
ページ範囲:P.191 - P.195
文献購入ページに移動 昭和37年早期胃癌の全国集計が施行せられ同時にその内視鏡分類が制定されてから10年を迎えようとしている.この間胃潰瘍と癌の問題も潰瘍が先行か,粘膜癌が潰瘍化するのかの論争となり,またその経過観察の上からも所謂悪性サイクルの観念が現われる等色々の事柄が出てきた.早期胃癌の分類についても内視鏡分類が今日では普遍化されて参ったが,必ずしも満足なものとは言えない.とくにⅢ型早期胃癌というものについては私は今日なおかなりの抵抗を感じているものである.以下このような点に関してⅢ型早期胃癌についての私の考えを説述したい.
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