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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻3号

1972年03月発行

今月の主題 早期胃癌臨床診断の実態(診断成績の推移と問題点)

主題

早期胃癌臨床診断の実態―細胞診による早期胃癌診断の進歩

著者: 信田重光1 沢田好明1 荒川征之1 松沢良和1 池口祥一1

所属機関: 1順天堂大学医学部外科

ページ範囲:P.301 - P.306

文献概要

 胃内容より癌細胞を発見して癌の診断を下そうとする試みが19世紀後半より文献上に散見されるようになり,今世紀に入りPapanicolaou(1941年)による子宮癌の細胞学的診断法の大系づけにより,この方法が胃癌の診断に導入されて以来,細胞採取法にみられる幾多の変遷を経て現在に至っているのが胃細胞診の歴史である.この間,X線,内視鏡診断学の進歩と相俟って,早期胃癌の質的診断の面で,細胞診がとり上げられるようになって以来ほぼ10年になる.

 本稿では胃細胞診のこれらの歴史的な歩みを背景として早期胃癌診断において細胞診が果たした役割について述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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