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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻3号

1972年03月発行

文献概要

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書評「医用サーモグラフィー図譜」

著者: 阿部裕1

所属機関: 1大阪大学医学部

ページ範囲:P.326 - P.326

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 体温測定は診断における基本的な手法の一つとされているが,詳しく言うと水銀温度計を用いて体内深部の温度,すなわち,“核温”を測定するものである.

 一方,体表の温度上昇は発熱の他,血流増加,あるいは,炎症,腫瘍の存在を,示唆し温度低下の場合は血流障害を意味するものとして古くより診断情報に用いられてきたが,有効な測定手段をもたなかったため,その変化の程度,拡がりなどを客観的にとらえることができず,主観的判断に頼らざるをえなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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