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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻3号

1972年03月発行

文献概要

一頁講座

十二指腸球部粘膜の微細観察―特に絨毛の観察法について

著者: 丸山正隆1 大井至1 竹本忠良1

所属機関: 1東京女子医科大学 消化器内科

ページ範囲:P.368 - P.368

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 十二指腸内視鏡もここ1,2年の間に急に盛んになり,われわれが現在使いうる十二指腸鏡も既に数種類を数えるに至り,個々の器械もほぼ完成した機能を有していると言って良い.

 現在われわれはFiberduodenoscope(FDS町田),Jejunofiberscope(JF type B,オリンパス),Fibergastroscope CL long type(FGDS,町田),等を使用しているが,前二者は乳頭を中心とした下行脚ないしそれ以下の観察,および経十二指腸鏡的胆道膵管造影に適しており,十二指腸球部を含めた胃内の観察には長過ぎることとイメージがやや暗いことなどのためあまり適しているとは言えない.FGDSは十二指腸球部を胃内観察に含め容易に行なえるように作られたもので,普通のFGS-CLより15cm長く作られている他はCLと全く同一である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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