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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻5号

1972年05月発行

文献概要

症例

胃体部大彎側Ⅱc+Ⅲ型早期癌の1例

著者: 新海真行1 白井佑治1 竹内淳一1 宮津喬彦1 大橋計彦1 小林由樹1 植田正昭1 河合信太郎1 中野浩2 三木洋2

所属機関: 1市立半田病院内科 2名古屋大学医学部第2内科

ページ範囲:P.633 - P.640

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 胃X線診断学の目ざましい進歩によって,胃のどの部位の早期癌も殆んど診断できるようになった.今なお,診断の比較的むずかしいといわれている部位の早期胃癌は,前壁側のある部位,体部大彎側及び高位に発生したものであろう.著者らは,胃X線検査で前庭幽門部に多発性ポリープを有し,体部大彎側やや前壁寄りに比較的広範なⅡc+Ⅲ型早期癌を疑い,胃X線精密検査,胃カメラ検査及び胃生検にて,確定診断し得た症例を経験したので,X線検査法を中心に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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