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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻5号

1972年05月発行

文献概要

症例

内視鏡的に除去し得た乳頭部の嵌頓結石の1例

著者: 穴沢貞夫1 高木国夫1 久野敬次郎1

所属機関: 1癌研究会附属病院外科

ページ範囲:P.641 - P.644

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 総胆管結石が乳頭部に嵌頓すれば,多くは黄疸を発生し,時に膵炎を併発する.乳頭部に嵌頓した結石に対しては,多くは外科的処置によるが,内科的治療により,乳頭に嵌頓した結石の十二指腸への脱落した報告がある.筆者らは近年発達した十二指腸ファイバースコープを用いて,直視下に乳頭部を観察し,乳頭部に嵌頓した結石を生検鉗子を用いて十二指腸内に脱落せしめ得た症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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