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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻5号

1972年05月発行

一頁講座

無透視下の結腸鏡挿入

著者: 長廻紘1 竹本忠良1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器内科

ページ範囲:P.650 - P.650

文献概要

 ファイバースコープが放射線によって変質することは,周知の事実である.食道鏡,胃ファイバースコープなど,特殊な場合を除いて,透視の助けをかりずに挿入できるので問題はない.十二指腸ファイバースコープは,膵胆管造影を行なう場合,スコープを挿入したままでレ線撮影を行なうので,スコープが被曝することはやむをえない.一方結腸ファイバースコープの場合,レ線透視の助けを借りると,そうでない場合に比べて挿入が楽になる.その結果として,できるだけ被曝しないように透視を用いても,100例位使用するとファイバーが変質して像が黄色っぽくなってくる.

 透視を用いないで結腸ファイバースコープを深部まで挿入できることが,われわれの念願である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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