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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻6号

1972年06月発行

文献概要

今月の主題 胃癌浸潤程度の診断 主題

胃癌の浸潤範囲の内視鏡診断

著者: 八尾恒良1 藤原侃2 渡辺英伸3 古賀安彦1 岡田安浩1 岡部治弥4

所属機関: 1九州大学医学部第2内科 2福岡市佐田病院胃腸科 3九州大学医学部第2病理 4北里大学医学部内科

ページ範囲:P.725 - P.738

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 胃の診断学の基本は診断する対象を熟知した上で,その対象がX線または内視鏡写真上にどのように表現されているかを知ることであろう.かかる意味で,胃のX線,内視鏡診断をすすめてゆくためには,その肉眼標本の厳密な検討を行なうことが必要不可欠と考えられている.

 更に,胃癌の浸潤範囲の診断は,病理学的な癌の浸潤範囲を,X線,内視鏡にて診断せねばならないので,単に肉眼標本と検査資料との対比だけにとどまらず,病理組織学的な検索を十分に行なって,その組織構築と比較検討することも必要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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