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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻6号

1972年06月発行

文献概要

一頁講座

悪性潰瘍の治癒例(2)

著者: 三輪剛1 武藤征郎1 広田映五1

所属機関: 1国立がんセンター

ページ範囲:P.752 - P.752

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 〔第2例〕K. T. 64歳,女.

 主 訴:心窩部痛.

 理学的検査所見:特に異常なし.

 胃液酸度:ガストリン法で最高総酸度84mEq/L.

 胃カメラ所見:図1に示すように,胃角後壁小彎に治癒過程期前半の開放性潰瘍がみられる.その大彎側よりの陥凹部には数個の不正出血およびうすい白苔の付着等のびらん性変化がみられ,粘膜面の胃小区の大小不同も見られる.粘膜ひだはほとんど全てにペン先様細まり,不規則な中断,並びに階段状の変化をはっきりと示している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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