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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻6号

1972年06月発行

文献概要

研究

早期胃癌辺縁の肉眼的判定と“随伴性Ⅱb”について

著者: 吉野肇一1 丸山圭一1 石井良治1 大槻道夫2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科学教室 2大槻外科病院

ページ範囲:P.793 - P.799

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 早期胃癌(表在癌)は転移がすくなく,手術の際に最も重要な点は原発巣の取り残しを防ぐことであり,そのためには癌の辺縁を正確に把握することが必要である.我々は早期胃癌辺縁の肉眼的判定(Makro)を行ない,組織所見(Mikro)と比較検討し,さらに両者の不一致の原因を探求した.

 対象は1964~1970年に我々の経験した89個の早期胃癌病変より本研究には検索方法の不適な18個を除いた71個である.内訳は表1の如く粘膜内癌,47個,粘膜下層までの癌,24個である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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