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悪性潰瘍の治癒例(4)
著者: 三輪剛1 武藤征郎1 広田映五1
所属機関: 1国立がんセンター
ページ範囲:P.1092 - P.1092
文献購入ページに移動主 訴:胸やけ.
理学的検査所見:特に異常なし.
胃液酸度:ガストリン法で最高総酸度56mq/L.
胃カメラ所見:図1に示すように胃角上小彎前壁よりに辺縁の不正出血といくぶん腫脹した活動期の潰瘍がみられる.その肛側には発赤した島状隆起をみる.集中する粘膜ひだには階段状のヤセ及び太まりおよび不規則な中断がみられ,胃角の弧の変形は著明である.
胃生検:図2.潰瘍辺縁より採取された標本で,Moderately differentiated adenocarcinomaであった.
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