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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻8号

1972年08月発行

文献概要

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編集後記

著者: 古沢元之助

所属機関:

ページ範囲:P.1100 - P.1100

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 「胃と腸」の編集室には貴重な投稿原稿が集中していると聞く.本号はこれらの投稿された症例と研究の特集で,今回は腸に関する論文が多く,十二指腸囊腫の症例,Systemic lupus erythematosusやAgammaglobulinemiaにおける小腸の異常X線像など,教えられるところが多く,読んでいるうちに暑さも忘れてしまう.また,Osler病の内視鏡像,胃に多発性ポリープが発見された家族性大腸ポリポージスの大腸亜全摘出術の胃ポリープの消褪など,掲載された症例の一つ一つが興味をそそる.

 天疱瘡と胃癌の合併例の消長は,私自身,最近,31歳男子の胃癌患者で,胃切除後3か月目に,下肢に尋常性天疱瘡を生じた症例を経験し,黒色表皮腫と胃癌との関係にも思いを廻らして,皮膚疾患と悪性腫瘍との関係に興味をもっていただけに,興味深く読んだ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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