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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻9号

1972年09月発行

文献概要

今月の主題 胃集検で発見された胃潰瘍 主題

胃集検で発見された胃潰瘍―頻度と性質

著者: 田村浩一1 宮田康邦1 池田成之2 後町洋一3

所属機関: 1北海道対がん協会検診センター 2北海道がんセンター 3札幌医科大学癌研内科

ページ範囲:P.1151 - P.1156

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 胃集団検診は,健常者より胃癌の早期発見を第一の目的として発展してきた.その際に当然として,良性胃疾患も拾いあげられる.ことに胃潰瘍は,その発見頻度が胃癌の約10倍になる高率であり1)2),無自覚性潰瘍や潰瘍瘢痕の多いことにも注目され,陥凹性早期胃癌との鑑別上でも問題となる3)

 胃集検が地域住民を対象とするのみでなく,職域における健康管理の一環として実施されることが多くなってきた現状では,一層,胃潰瘍も重要視されねばならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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