icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻9号

1972年09月発行

今月の主題 胃集検で発見された胃潰瘍

主題

胃集検で発見された胃潰瘍―頻度と経過

著者: 久道茂12 小檜山満雄12 山形紘12 野崎公男12

所属機関: 1東北大学医学部山形内科教室 2宮城県対がん協会検診センター

ページ範囲:P.1169 - P.1174

文献概要

 疾病の頻度を論ずる場合,それを集計処理する立場によって,いろいろな数値がでてくる.たとえば,公衆衛生学的立場からは死亡統計が,内科医は臨床統計を,外科医は手術例から,病理学者は剖検例からの病理統計を,という具合に様々な角度からその疾病の発生頻度が算出される.特に胃潰瘍の場合は胃癌とちがって治癒,再発という可逆的状態を含んでおり,いきおい,ある時点の罹病状態という断面についての集計にならざるを得ない.

 しかし,これらの数値は一定の民族や地域における一般住民の疾患の頻度としては,実態を把握するに適切なものとはいいがたい面がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら