文献詳細
研究
胆・膵管内視鏡的診断法―第8報:胆道ファイバースコープを応用した術中胆道細胞診
著者: 西村明1 田紀克1 佐藤博1
所属機関: 1千葉大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1233 - P.1243
文献概要
胆道系術中診断法としてJelinek 3)は①胆道触診,②透光法(Kirschner),③射出法(Payru.Beckner),④消息子による聴診法(Kirby),⑤術中胆道造影,⑥マノメトリー,⑦胆道鏡などを挙げている.触診法は手術時routineに行なわれているが,客観性,確実性に乏しい.ブジーによる触診も繁用されるが,限局された範囲での狭窄・閉塞の原因を区別するのに困難を感ずることが多い.術中造影も経皮経肝胆道造影以上の所見を得られないことがある.
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