icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻1号

1973年01月発行

文献概要

症例

アルコール性胃病変

著者: 鈴木博孝1 田中三千雄1 竹本忠良1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター

ページ範囲:P.39 - P.45

文献購入ページに移動
 酒は古代より人類の信仰や日常生活と密接な結びっきをもっ飲料である.酒の害を説く声よりこれを称える讃歌が大きく響き,世間では二日酔いの苦しみもものかは懲りることなく飲み続ける人が多い.酒が胃に悪影響を及ぼす証拠を印象付ける報告も少く,一過性の異常があってもあまり害はないのではないかと錯覚を起すほどである.しかし,種々の臓器,とくに肝膵心にアルコールが関係して障害を与えることは明らかである.アルコールが胃にどのような変化を及ぼすか知るところは少ないが,アルコールの貯留,吸収の第一の関門となる胃に何らかの影響があろうとの推定は成立っであろう.ここに改めて日常のアルコール飲料飲用が胃粘膜に及ぼす影響や変化を協同研究者田中の報告を含めて検討報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら