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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻1号

1973年01月発行

症例

薬剤(アスピリン)による急性胃病変症例

著者: 常岡健二1 瀬底正彦1 伊藤武之1 桑名荘太郎1 田口武人1 島津秀寿2

所属機関: 1日本医科大学第3内科 2甲州中央温泉病院

ページ範囲:P.75 - P.79

文献概要

 サリチル酸が臨床的に用いられるようになった1年後の1877年にはすでに,その胃腸障害が注目されるところとなった.そして1938年Douthwaite & Lintott1)2)はAspirinによる胃傷害の内視鏡について始めて記した,以来,いわゆる“Aspirin Gastritis”としてサリチル酸剤による胃病変に関する多数の報告がある.著者らも,サリチル酸剤が関与すると考えられる胃病変37症例を経験し,一部に既に発表し3)4),また現在検討をすすめているが,Aspirinによる2症例を示し,多少の臨床的検討を加えて記す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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