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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻1号

1973年01月発行

文献概要

胃と腸ノート

胃癌患者の前検査資料よりみた初回X線検査のあり方―(3)幽門前庭部圧迫法

著者: 八尾恒良1 西元寺克礼2

所属機関: 1九州大学第2内科 2北里大学岡部内科

ページ範囲:P.86 - P.86

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 幽門前庭部を中心とした二重造影像で,この部分の大抵の病変は拾い上げ可能であるが,前壁の病変や小隆起性病変は見逃がされることがある.また,小さなⅡcは描出されていても拾い上げかねることがある.このような欠点を補なうために,我々は幽門前庭部から胃角部にかけての圧迫像を必ず撮影するよう申し合わせている.

 この圧迫像は,二重造影像などを撮影したあと,患者を再起立せしめて撮影することもあるが,前庭部が小腸索と重なって,病変を描出し難くなることが多いので,原則として立位充盈像を撮影する前に撮影している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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