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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻10号

1973年10月発行

文献概要

今月の主題 表層拡大型胃癌 主題

表層拡大型胃癌のX線診断

著者: 熊倉賢二1 丸山雅一1 杉山憲義1 佐々木喬敏1 馬場保昌1 竹腰隆男1 高木国夫2 中村恭一3

所属機関: 1癌研究会付属病院内科 2癌研究会付属病院外科 3癌研究会付属病院病理

ページ範囲:P.1313 - P.1326

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 表層拡大型胃癌という表現は,今までいろいろの意味に使用されてきたようであるが,その語感から,直感的に浸潤範囲,Ⅱb(類似Ⅱb),残胃の癌といったことを連想しがちである.このように表層拡大型胃癌という言葉から,ある特定の胃癌を感覚的に想定することはできる.しかし,その大きさや肉眼所見などについて,明確な基準がないように思う.今までにも,表層拡大型胃癌について,幾つかの定義なり,基準は作られている.が,どれを頼りにしたらよいか迷ってしまう.そこで,安井にならい,癌研外科で手術した早期胃癌の症例を整理し,表層拡大型胃癌について,X線診断の立揚から検討してみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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