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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻10号

1973年10月発行

文献概要

症例

広汎な表層拡大型を示した類似Ⅱb型早期胃癌

著者: 大岩俊夫

所属機関: 1大岩外科胃腸科

ページ範囲:P.1341 - P.1345

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症 例

 患 者:小○シカ○ 63歳 女性

 主 訴:軽度の腹部膨満感

 既往歴:糖尿病があり,毎日レンテインスリン16単位ずつ注射を受けている.

 家族歴:特記すべきことはない.

 現病歴:約2カ月前から食後軽度の腹部膨満感を覚えるようになった.すなわち,食物が胃につかえた感じで,空腹感が少ないような感じがするようになった.しかし,食物は食べればおいしいし,従来と変わらぬぐらいの量を食べていた.約40日前近所の内科で胃透視を受け,胃角部の硬化を指摘され,精密検査のため当院を受診した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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