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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻10号

1973年10月発行

症例

胃ポリープの悪性化を考えさせる1症例

著者: 岩尾憲人1 石井只正1 安岡邦彦1 奥田茂2 谷口春生2

所属機関: 1市立芦屋病院内科 2大阪府立成人病センター

ページ範囲:P.1347 - P.1354

文献概要

 胃ポリープの癌化については,古くから多くの報告1)2)がみられる.レ線による追跡データでははじめから癌であったものが含まれている可能性があり,また病理組織学的にポリープ癌とされたものも,あくまでも推定されたにすぎない.そこで,最近10年間に急速に進歩した内視鏡検査法の導入により,多数のbiopsic followが試みられているが,ポリープの癌化例は意外に少なく,いまだその報告をみないように思われる.

 著者らは,生検結果から,ポリープの癌化を考えさせた興味ある1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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