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胃と腸ノート
PseudopylorusとDauerspasmus
著者: 竹本忠良1 山田和毅1
所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター
ページ範囲:P.1392 - P.1392
文献購入ページに移動 ファイバースコープによれば,幽門輪を観察することはたいへん容易であるが,稀ならず真の幽門輪より口側に,幽門輪とだまされやすい第2の開口部をみることがあり,偽幽門(Pseudopylorus)といわれていることは周知のとおりであろう.
ごく最近では,Medizinische Hochschule HannoverのPaulとSeifertの論文1)2)がある.彼らは偽幽門はB-Ⅰ,B-Ⅱの胃切除症例を除いて,内視鏡検査例の約10%も認められるというから,もしこれほどの高頻度とすればたいへん大きな問題でなければならない.
ごく最近では,Medizinische Hochschule HannoverのPaulとSeifertの論文1)2)がある.彼らは偽幽門はB-Ⅰ,B-Ⅱの胃切除症例を除いて,内視鏡検査例の約10%も認められるというから,もしこれほどの高頻度とすればたいへん大きな問題でなければならない.
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