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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻10号

1973年10月発行

文献概要

胃と腸ノート

PseudopylorusとDauerspasmus

著者: 竹本忠良1 山田和毅1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター

ページ範囲:P.1392 - P.1392

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 ファイバースコープによれば,幽門輪を観察することはたいへん容易であるが,稀ならず真の幽門輪より口側に,幽門輪とだまされやすい第2の開口部をみることがあり,偽幽門(Pseudopylorus)といわれていることは周知のとおりであろう.

 ごく最近では,Medizinische Hochschule HannoverのPaulとSeifertの論文1)2)がある.彼らは偽幽門はB-Ⅰ,B-Ⅱの胃切除症例を除いて,内視鏡検査例の約10%も認められるというから,もしこれほどの高頻度とすればたいへん大きな問題でなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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