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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻11号

1973年11月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究特集 症例

胃カルチノイドの1例

著者: 高見元敞1 田口鉄男1 藤田昌英1 高橋明1 芝茂1 森口敏勝2 石上重行2 山崎武3 谷口春生4

所属機関: 1大阪大学微生物研究所付属病院外科 2大阪大学微生物研究所付属病院内科 3大阪大学微生物研究所付属病院放射線科 4大阪府立成人病センター病理

ページ範囲:P.1463 - P.1470

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 カルチノイドは,1808年Merling1)が記載したことにはじまり,Langhans2)(1867年),Lubarsch3)(1888年)らによりその組織像が検討されているが,「カルチノイド」の名称をはじめて用いたのはOberndorfer4)(1907年)である.それ以後,この腫瘍をめぐって多くの報告がなされているが,最近になって,ホルモン産生腫瘍として注目されはじめ,多くの関心をよせられるようになった.

 カルチノイドの多くは消化管に発生し,虫垂にもっともよくみられるが,胃のカルチノイドは発生頻度も低く,比較的まれであるとされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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