文献詳細
今月の主題 症例・研究特集
研究
食道表在癌診断上の問題点
著者: 遠藤光夫1 矢沢知海1 羽生富士夫1 岩塚廸雄1 小林誠一郎1 榊原宣1 木下祐宏1 御子柴幸男1 浜野恭一1 鈴木博孝1 山田明義1 鈴木茂1 井手博子1 門馬公経1 林恒男1 中山恒明1 竹本忠良2 市岡四象2
所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター外科 2東京女子医科大学消化器病センター消化器内科
ページ範囲:P.1503 - P.1511
文献概要
早期癌の定義も含め,この規約は,その後検討され,1972年10月には変更されて,早期癌についてはリンパ節転移を問題にし,癌の浸潤が粘膜下層までということとともに,手術によりリンパ節転移のないもののみをよぶようにした.癌の深達度のみを問題にする場合は表在癌として,結局,表在癌のなかで,リンパ節転移のないもののみが早期癌(stage 0癌)となるわけである.
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