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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻12号

1973年12月発行

文献概要

今月の主題 十二指腸疾患の最新の診断 主題

十二指腸悪性腫瘍の内視鏡診断

著者: 竹腰隆男1 馬場保昌1 舟田彰1 佐々木喬敬1 杉山憲義1 丸山雅一1 熊倉賢二1 松原長樹2 出雲井士郎2 高木国夫2 遠藤次彦3 西俣嘉人3 中村恭一3

所属機関: 1癌研究会付属病院内科 2癌研究会付属病院外科 3癌研究会付属病院病理

ページ範囲:P.1609 - P.1623

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 十二指腸悪性腫瘍は胃癌に比し極めて稀で,ややもすればその存在すら忘れられがちである.ために十二指腸診断学は胃癌診断学に比し著しく遅れていたが,低緊張性十二指腸造影(HPD)の発達により詳細な十二指腸X線検査が行なわれるようになった.さらに1969年より各種ファイバースコープの開発改良により,十二指腸の内視鏡検査が可能となり,しかも逆行性膵胆管造影(EPCG)が加わり,膵胆管系疾患の診断に役立つようになった.このような進歩によって十二指腸膵頭部腫瘍診断も容易となり,徐々に症例報告が増してきている.そこで本文では症例を呈示しながら内視鏡診断にふれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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