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文献概要
症例
Gardner症候群の1例
著者: 亀山仁一1 内海範夫1
所属機関: 1石巻赤十字病院外科
ページ範囲:P.1677 - P.1681
文献購入ページに移動 1951年Gardnerは大腸ポリポージスに全身骨格,とくに下顎骨および頭蓋骨に発生する多発性骨腫(hard tumor)と体表の軟部腫瘍(soft tumor)の両者が共存する症例を報告し,1958年Smithはこの3主徴を合併する症例をGardner症候群(以下本症と略)と呼称した.本症は遺伝性多発性腫瘍素因が原因として推測される,きわめて稀な疾患であるが,最近著者らも典型的な本症を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
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