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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻2号

1973年02月発行

文献概要

今月の主題 消化管の悪性リンパ腫 主題

消化管悪性リンパ腫のX線診断

著者: 岡本真郎1 牛尾恭輔1 高田佳木1 木下昭雄1 松江寛人1 笹川道三1 土井偉誉1 堀越寛1 山田達哉1 市川平三郎1

所属機関: 1国立がんセンター集検部

ページ範囲:P.149 - P.163

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 近年,診断学の進歩と共に早期胃悪性リンパ腫の報告もみられるに至った.しかし,多くの臨床的・病理的研究にもかかわらず,未だ癌との鑑別診断は必ずしも容易とはいえない.消化管の悪性リンパ腫には,消化管に原発するものと,全身病変の部分症として消化管にも浸潤するものとの二種類がある.この両者は,少くとも臨床的にはかなり異なる病態像を示すが診断的立場から比較した報告は少ない.

 著者らは,消化管の悪性リンパ腫病変の一般的臨床像,頻度,ならびにそのX線診断について検討すると共に,原発性病変と全身性病変の部分症としての消化管病変にっいても文献的考察を加えながら比較してみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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