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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻2号

1973年02月発行

文献概要

胃と腸ノート

悪性潰瘍の治癒例(9)

著者: 三輪剛1 武藤征郎1 広田映五1

所属機関: 1国立がんセンター

ページ範囲:P.194 - P.194

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〔第9例〕N. N. 70歳,男.

主 訴:心窩部痛.

理学的検査所見:特に異常なし.

胃液酸度:ガストリン法で最高総酸度22mEq/L.

胃カメラ所見:図1に示すように,胃角小彎に不整形の活動期の潰瘍がみられる.潰瘍の辺縁ならびに,周辺には,出血,白苔の付着,びらん等多彩な所見がみられる.胃角は強い変形を示し,前壁および後壁から潰瘍の手前で,強い陥凹を示している.集中している粘膜ひだは,虫喰状中断や階段状のヤセを示している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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