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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻2号

1973年02月発行

文献概要

今月の主題 消化管の悪性リンパ腫 症例

胃の原発性形質細胞腫の1例

著者: 大原毅1 藤間弘行2 片柳照雄1 町谷肇彦2 新井政幸2 角田洋三2

所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院外科 2熊谷市藤間病院外科

ページ範囲:P.205 - P.208

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 胃の原発性形質細胞腫はきわめて稀なもので,Vasiliu(1939)が第1例目を報告して以来,34例が報告されているにすぎない.本邦では伝田ら1)および吉井ら12)の2例のみである.著者らは本邦第3例目の,胃の原発性髄外性形質細胞腫を経験したが,これは,早期胃癌類似の肉眼型を呈しており,しかも悪性腫瘍性増殖と考えられた.このような肉眼的形態を示し,かっ悪性と考えられる例は,現在まで報告がないと思われるので報告しあわせて多少の文献的考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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