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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻2号

1973年02月発行

文献概要

印象記

南米および中米をまわって

著者: 林貴雄1

所属機関: 1日本大学有賀内科

ページ範囲:P.216 - P.216

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 外務省並びにO. T. C. A.の派遣にて,昨年5月および11月の2回,中南米諸国に於て内視鏡と早期胃癌についての講習会を行なったので,最近の彼地について2,3報告する.

(1972年5~6月)

 訪問地:ブェノスアイレス,サンチャゴ,リマ.

 アルゼンチンおよびチリーでは現在内視鏡に従事している医師の技術向上という要請により,各1週間ずっ講習会を行なった.ブェノスアイレスは隣りのチリーほど胃癌が多くないためか,食道・胃・十二指腸に関しほぼ同じような技術向上を要求され,そのため三者同時に診断可能なG. I. F-Dのテクニックが最も受け入れられた,印象的だったのは,今回の私の講習会を企画されたブェノスアイレス大学のJ. Segla教授は,V型カメラの時代から噴門病変を重点的に診断し,G. I. F-Dでは一般に難しい噴門附近の操作も器用に使いこなしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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