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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻3号

1973年03月発行

文献概要

技術解説

内視鏡的膵・胆管造影の手技

著者: 高木国夫1 竹腰隆男2

所属機関: 1癌研究会附属病院外科 2癌研究会附属病院内科

ページ範囲:P.345 - P.355

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 十二指腸の内視鏡検査の進歩はここ数年の間にめざましい進歩をとげてきた.とくに十二指腸内面の観察にとどまらず,Vater氏乳頭ロへの直視下挿管による膵管,胆管の造影(逆行性,または内視鏡的膵・胆管造影)が検討されて,実際,臨床的に有用な検査法となってきている.とくに膵臓の検査法としては,今後欠くことができない必須のものとなるであろう,しかし,この内視鏡的膵・胆管造影(Endoscopic Pancreatocholangiography略してEPCG,膵管造影EPG,胆管造影ECG)の方法は,まだ確立されたとはいえず,現在なお,この方法の手技は検討を要するものであるが,最近までに報告された本法の手技と共に,われわれの経験について報告し,内視鏡的膵・胆管造影のなお一層の普及をのぞんでやまない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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