文献詳細
文献概要
今月の主題 内視鏡的膵・胆管造影 内視鏡的膵・胆管造影で診断しえた症例
case 1 術前診断が困難であった膵のう胞の1例
著者: 小林絢三1 鎌田悌輔1 三谷栄時1 辰己駿一1 菅保夫1 藤川晃成2 山田格2 山田武義3
所属機関: 1大阪市立大学第3内科 2住友病院内科 3住友病院外科
ページ範囲:P.357 - P.360
文献購入ページに移動主訴:右季肋部痛
現症の経過
昭和46年5月頃より右季肋部の鈍痛が認められたが,そのとう痛は食事に関係がなく,歩行時にひびくように感じるとのことであった.その後症状は軽快したので様子をみていたが,12月末再び右季肋部痛を訴え来院,膵炎の診断のもとに加療を受けたが,とう痛は持続し,さらにるいそうが目だって来たので精検のため住友病院に入院した.
掲載誌情報