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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻5号

1973年05月発行

胃と腸ノート

蝸牛殼状内飜―消化器病学の用語をめぐって

著者: 竹本忠良1 市岡四象1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器内科

ページ範囲:P.604 - P.604

文献概要

 胃のX線検査で,胃潰瘍によっておこった胃の変形を記載する場合,しばしばschneckenförmige EinrollungとかBeutelmagenあるいはSanduhrmagenなどといった名称が用いられていることは誰でもしっていることである.

 このschneckenförmige Einrollungという言葉は1909年SchmiedenとHartelが外科的胃疾患のX線検査という論文で“小彎と大彎とのアンバランスによって胃は蝸牛殻状に内飜されている”と述べたのが最初らしいが,1911年のSchmiedenの論文でschneckenförmigeEinrollungという名詞が正式名称として記載されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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