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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻5号

1973年05月発行

文献概要

今月の主題 胃癌の経過 興味ある経過を示した胃癌例

4年3ヵ月の間に小異型上皮巣からBorrmannⅠ型進展癌になったと思われる1症例

著者: 冨岡武1 八尾恒良1 西元寺克礼2

所属機関: 1九州大学医学部第2内科 2北里大学医学部内科

ページ範囲:P.609 - P.616

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 岡部が提唱した胃癌のRetrospective follow up studyは,胃癌の発育進展過程を考察する上の有力な武器となることは周知の通りである.

 しかし,隆起性病変の発育進展過程に関しては異型上皮巣と胃癌との鑑別診断が確立されていないために,retrospectiveなX線,内視鏡所見の推移のみからは,異型上皮細胞腫が胃癌へと進展したのか,あるいは最初から癌であったものが大きくなるのか,解釈できないことが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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