icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻5号

1973年05月発行

文献概要

今月の主題 胃癌の経過 興味ある経過を示した胃癌例

短期間に著明に増大した隆起性胃癌

著者: 佐野元哉1 達家威1 奥田茂1 谷口春生2 中井昭子3

所属機関: 1大阪府立成人病センター内科 2大阪府立成人病センター病理科 3大阪府立成人病センターX線科

ページ範囲:P.627 - P.630

文献購入ページに移動
症例

 患 者:野○竹○,74歳,男性.

 主 訴:心窩部鈍痛.

 既往歴:54歳,肺結核.

 病 歴:昭和47年4月初め,めまい,耳鳴りのため,近医受診動脈硬化症として投薬を受けたところ,心窩部に鈍痛を感じるようになり胃精査を希望して4月10日当院初診受診した.胃X線検査,胃内視鏡検査,生検にてⅠ型早期癌と診断,手術することをすすめたが本人が頑強に拒否し,繰返し説得し3カ月後の9月12日に入院し,9月21日胃切除術を施行した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?