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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻5号

1973年05月発行

文献概要

症例

Peutz-Jeghers症候群の1症例

著者: 水野幸一1 西沢護1 野本一夫2 狩谷淳2 林学2 小林茂雄1 間山素行1 篠塚忠1 樋口道雄3 吉原一郎3 奥井勝二3 田辺義次4

所属機関: 1千葉大学医学部第1内科・千葉県がんセンター 2千葉大学医学部第1内科 3千葉大学医学部第1外科 4千葉大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.649 - P.654

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 Peutz-Jeghers症候群はPeutz1)により1921年にオランダの雑誌に最初に記載され,ここにおいて口唇掌蹠色素斑と腸ポリープ症の併存を指摘された.更に1949年Jeghers2)らの自験例を含め10例の詳細な集計より,口腔粘膜・口唇・指趾の明瞭な色素斑および腸ポリポージス,単優性遺伝を思わせるような家族内発生例が多いことを発表してより,比較的まれな疾患として発表が続いている.著者らは最近,胃・小腸および大腸のポリポージスならびに皮膚粘膜の異常色素沈着を有し,経過中に腸重積症を起こし手術を行なった1例を経験したので報告し,あわせて若干の文献的考察を試みる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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