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書評「電子顕微鏡による細胞組織図譜(Ⅱ)」
著者: 尾持昌次1
所属機関: 1信州大学医学部解剖学
ページ範囲:P.660 - P.660
文献購入ページに移動 電子顕微鏡による細胞組織学図譜(全6巻)のうちの最終刊になる第2巻についての書評を求められた.この図譜の「発刊のことば」によると,この図譜は単に電子顕微鏡を使って研究にたずさわる人々に対する標準的のテキストの役目をするだけではなく,臨床医学を含めて他の分野の研究者にも基礎的な知識として活用されることが期待されているのであるから,私のように医科の大学生に対する組織学の教育については一応の専門家であっても,最近の電子顕微鏡による研究には専門家ともいえない者がアウトサイダーのような立場でこの本を批判することも,あながち無意義ではないと考えてお引受けしたわけである,
さてそのような立場で最終頁まで入念にテキストを読み,図を観察したが,なかなか興味が深く感銘を覚えた.当然知っていなければならぬことかも知れないが,私にとっては新らしい知識として参考になった箇所がかなりある.それだけに興味も深かったのである.
さてそのような立場で最終頁まで入念にテキストを読み,図を観察したが,なかなか興味が深く感銘を覚えた.当然知っていなければならぬことかも知れないが,私にとっては新らしい知識として参考になった箇所がかなりある.それだけに興味も深かったのである.
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