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研究
N-メチル-N'-ニトロ-N-ニトロゾグアニジンによる犬の実験胃腫瘍の研究―犬の胃隆起性病変の発育過程
著者: 藤田昌英1 田口鉄男1 高見元敞1 薄金真雄1 高橋明1 芝茂1
所属機関: 1大阪大学微生物病研究所病院外科
ページ範囲:P.661 - P.669
文献購入ページに移動われわれは杉村ら1)のN-メチル-N'-ニトロ-N-ニトロゾグアニジン(NG)によるラット胃癌作成法に準じ,独自に1968年2月から犬にNGを投与し,主に胃体上部前壁を中心とした,ある範囲に限局して隆起性病変が多発することをすでに発表した2)3).本論文では,長期間X線的ならびに内視鏡的に観察した犬の胃隆起性病変の発育経過と,その病理組織学的特徴について述べ,若干の考察を加える.
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