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文献詳細

雑誌文献

胃と腸8巻6号

1973年06月発行

胃と腸ノート

ⅡcのX線像―とくに術前X線像と術後X線像との対比成績から(1)

著者: 五十嵐勤1

所属機関: 1福島医科大学第2内科

ページ範囲:P.750 - P.750

文献概要

 術後X線像と術前X線像とを対比し,写真の撮りかた,読影のしかたなどを検討することは,X線診断を向上させるのに役立ちます.対比検討の目的はほかにもあります,両者のX線像を比較してみると気がつくことですが術後X線像にみられない所見が術前X線像にはあります.術後X線像は摘出胃粘膜の肉眼所見を忠実に再現していますから,それ以外の情報を術前X線がもっているということになります,生きている胃と摘出胃の情報の違いとでもいえるものです.その違いを分析し利用することは,X線診断を,よりいっそう向上させると思います.

 この「胃と腸ノート」は,これから数回にわたって,術前と術後X線像の所見のあらわれ方の差を検討し,そして,生きている胃のX線像の特徴とその内容を考えてみることにします.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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