文献詳細
今月の主題 大腸疾患 最新の話題
研究
文献概要
大腸のX線検査および内視鏡検査を行なっているうちに,直腸および結腸粘膜にびまん性に散在する直径2mm前後のわずかに隆起を示す病変が時に認められ,その生検を行なって組織学的に検索してみると,粘膜上皮の増生は認められず,その隆起性病変は主として粘膜下層または粘膜固有層内のリンパ濾胞の増大した状態であることがわかった.これらの症例を呈示し,考察を加える.
症例
われわれの経験した症例は,X線検査または内視鏡検査でのみ診断し,組織学的には増大したリンパ濾胞を,種々の理由から証明しえなかった症例も含めて,全例で10例である(表1).
症例
われわれの経験した症例は,X線検査または内視鏡検査でのみ診断し,組織学的には増大したリンパ濾胞を,種々の理由から証明しえなかった症例も含めて,全例で10例である(表1).
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